小さい頃から漠然とミュージシャンになりたいと掲げていた俺のために、親は理解してピアノを習わせてくれて、それを高校まで続けさせてくれて、音大まで進学させてくれた。
それは俺の音楽への本気度を高めた。なんか残せないと満足出来ないなぁっていう。
ただ俺は、言葉で音楽を覚えること(所謂楽典)が不向きで、知識は教科書読むかググれば誰でも理解できるほどしか覚えられなかったし、ドイツ語は前期で落単した。
だけど、大学に進学してから一段と音楽感性が鋭くなったかなと感じる。
聴いたことがなかった音楽に触れる時間が増えて、音楽がさらに好きになって、自分のこだわりを貫いたり、時には他人のこだわりを理解したりする有意義な時間だった。
俺の知らなかった世界が見えた時、猛烈に興奮したし、音楽を聴いて心がドーンと動くことが増えた。
ただし、最近はまだまだそーいうのが足りてないんだなと。音楽じゃない場面での音楽力がゼロに近いんだなと。色々考えるようになった。
もちろん自分は無力じゃないし、すごく良い音楽も作ってると思う。
だけど、音楽は他人に聴いてもらうことで成り立つもので、なんかそのウマが合ってないように感じるんだ。言葉では理解出来ないけど。
もっと人間が内側で震えるというか、掻き鳴らしちゃうような音楽がまだできてないような気がする。
まだまだ課題があって、それに焦っているのだと最近気づいた。
ミュージシャンとして音楽を楽しむためにはそれなりに苦労をしなきゃなので、楽しくない時もある。
だけど、それを含めて好きだ。
話は戻るけど、頭ごなしに『音大は無意味だ』とほざく奴は放っておくといい。
音大が全てじゃないことは分かるし、マジな天才が音大レベルを超えてる場合もある、遭遇したことあるし。
でも、そんなことは稀。要らないと思った時に辞める選択をすればいい。
多分何事もそうなんだろうな。
やってみると分かるみたいなやつは、この音大を通してそうだなあって思った。
いやぁ文字書くとスッキリするわ。
今日はもう寝る。文章書いてねーで曲作れっつってね。
うっせーよばか。好きにやらせてくれ〜〜〜!!!!
おやすみんみんぜみ